英語の勉強をこれまで何年もやってきたのに
話せるようになっていない…
そんな悩みを抱えていませんか?
今回は、そんなあなたに
「英語の正しい学習範囲」についてお伝えします。
え?学習範囲?
学習方法じゃなくて?って思ったかもしれません。
でも実は、英語を話せるようになるために最も重要なのは
“どんなやり方をするか”よりも
“何を学ぶべきか”を正しく決めることなんです。
なぜかというと、
正しい英語の学習範囲を理解せずに
自分が実際に使わない英語まで広ーく浅く勉強してしまうと、
どれだけ頑張っても効果が出ないからです。
まず、あなたが英語を学ぶ目的は何ですか?
「英語で流暢にコミュニケーションを取りたいから」
「英語を使って仕事で活躍したいから」
もしあなたの英語を学ぶ目的がこのどちらかに当てはまるなら、
この先をぜひ読み進めてください。
しかし、もしあなたの英語の学習の目的が
「TOEICで高得点を取りたい」
「英語論文を読めるようになりたい」
という目的なら、
この記事の内容とはズレてしまいますので、
この記事を閉じて、他の人の英語コンテンツを見に行ってください。
チアーズメイト式では、
英語習得までの道のりを5つのステップで構成しています。
今回はその中でも、
最初の「STEP1:学習方針」について解説します。
答えはシンプルです。
自分が使う英語ではなく、
使わない英語まで含めて幅広く勉強しているからです。
例えば、これまでこんな勉強をしてきませんでしたか?
・とりあえず単語をたくさん覚える
・おすすめされた文法書をまずはやる
・海外ドラマをたくさん観る
でも、実際の会話で使う内容じゃなかったら
その努力は身になりません。
だから、最初にやるべきことは
「自分が英語を使う場面を明確にして、その範囲に絞って学ぶ」ことなんです。
スピーキングのゴールは
「自分が話したい内容をすべて英語で言える状態」
普段友達と話すようなこと、
自分の仕事について説明すること。
こういったことを英語でスラスラ話せるようになればOKです。
逆に、日本語でも話さないような話題
(政治、宗教、環境問題など)は
無理に覚えなくても大丈夫です。
覚えたところで、あなたが普段の会話で話さないのであれば、
言語が英語になっても、その話題については話しません。
それを話すためのスピーキングの練習に時間と労力を使うのは勿体ないので、自分が日本語の会話で話すことを英語で言えるように練習をしていきましょう。
リスニングのゴールは
「自分が英語を使うシーンに関連する内容を聞いて理解できる状態」
旅行が趣味なら旅行英語、
マーケティングの仕事をしているなら業界用語。
自分が関わらないジャンルの英語を
聞き取る必要はありません。
例えば、旅行の会話をしたい人が
ビジネス系セミナーのTOEIC問題を解いても
現実的な会話には結びつきません。
そして自分の生きている世界と全く関係のない映画やドラマを観ても、実際の会話で英語が聞けるようにも、話せるようにもなりません。当たり前の話ですが、自分が使う英語とその映画やドラマの英語は全く繋がりがありませんので。
使わない英語をどれだけ覚えても
それは“話せるようになる”には繋がりません。
単語は英検3級〜2級レベルで十分です。
あとは、自分が話したいジャンルの単語だけ追加しましょう。
文法も中学〜高校英語でOKです。
無理に網羅しようとせず、
よく使う形だけ覚えれば問題ありません。
英文を読む・書くスキルは、
今やAIや翻訳ツールで補えます。
仕事でも、メール文や求人文をAIに作ってもらって
そのまま使っている人はたくさんいます。
でも、スピーキングとリスニングはリアルタイム。
会話を止めて翻訳アプリを見るわけにもいかないので、
この2つを優先して鍛えることが重要です。
目的のないTOEIC学習。
誰かのおすすめ教材を「とりあえず」やる。
そんな学習を続けてしまうと、
英語学習が終わらないマラソンになってしまいます。
「英語を話せるようになりたい」
そう思うなら、まずは
“どの場面で英語を使いたいか”をはっきりさせましょう。
そして、
その場面に必要な語彙・表現・音だけに絞って勉強する。
それが最短でゴールにたどり着く唯一の方法です。
🚀 次回は、実際にどうやって英語力を伸ばしていくか
学習方法編をお届けします。